映画『インベージョン』

 ニコール・キッドマン主演の映画です。
 思ったより良くできていてよかったです。
 ネタバレがあるかもしれないので『続きを読む』場合は、お気をつけ下さい。
 ニコール・キッドマン/DVD@Amazon
 ダニエル・クレイグ/DVD@Amazon
 寝てしまうと、ウイルスが遺伝子を書き換えて乗っ取ってしまうという設定は、ちょっと怖かったです。
 というのも、すごく寝るので、絶対にあっという間に感染してしまうだろうなあ、ところです。
 それと、この映画では、息子を守るために、母親のニコール・キッドマンがいかに寝ないでいるかに悪戦苦闘するところが緊張感を盛り上げます。
 でも、自分の母親を思い返すと、同じように良く寝るひとなので親子揃ってあっとう間に感染してしまい、もしかしたら感染したことにも気付かないかもしれませんが。
 人間が人間である証明が、人間同士の争いが、日常的に起きていることだという事実が、今の時代を反映した描き方で、それに行き着くことで今の状況があまりにも悲惨だということにも気付かされる映画だと思います。
 また、主人公のにコール・キッドマンをウイルスに感染させようと、元夫や現恋人が、説得しているシーンがなんとなく気になりました。
 これも何かを象徴しているのかなあ、とも思いますが、よくわかりませんでした。