映画『ショートバス』を観た

 京都みなみ会館で映画『ショートバス』を観ました。
 はじめから衝撃な展開でした。
 実はよく知らずにこの映画を観ました。
 出演者たちは、もちろん俳優、女優なのですが、リアルにSEXしているようです。
 というのもぼかしだらけになってしまうのでどこまでどうなのかは日本公開バージョンでは判断できません。
 日本だとこういう作品は成立しない気がします。
 それはSEXは、コミュニケーション手段としての認識がないからです。
 どちらかといえば、欲望を満たすための手段と方法のひとつと単純に捉えられているように思います。
 この映画では、ゲイ、レズのカップルや普通の夫婦でもなにかしら問題を抱えた人物たちが次から次へと登場してきます。
 その問題はアブノーマルであるからではなくひととしてどうしても引き起こされるどうしようもない葛藤だったりするわけです。
 それにどうやって立ち向かうのか。
 もしくは逃げてしまうのか。
 かなり哲学的な側面もあると思います。
 けれども映画の構成や音楽、登場人物のキャラクターの絶妙さで最後まで観てしまいました。
 ちょっと癖があるかもしれませんが、今まで使っていなかった脳の機能を活性化させるかもしれません。