図書館が街を創る。 「武雄市図書館」という挑戦 楽園計画


図書館が街を創る。 「武雄市図書館」という挑戦: 楽園計画
九州・佐賀県の西部に広がる武雄市
人口5万人余りのこの街の市長を務める樋渡啓祐は、ある夜、何気なくTVを見ていた。
注目の人物に焦点を当てるドキュメンタリー番組。
その夜は、ある企画会社の経営者がスタジオに招かれていた。
画面に一軒の書店が映し出された。
その企画会社がオープンさせたものだという。
それは従来の“書店"とは一線を画す概念のもので、大変な人気を集めていると司会者が説明した。
樋渡は「これだ! 」と思った。直感だった。
樋渡はすぐに東京への出張の予定を組んだ。
(前書きより)
本書は、常に改革を目指してきた市長の挑戦と、それを支える人々の想い、それを実現しようという情熱をドキュメンタリー形式で綴ったものである。
コンテンツ
・「武雄市図書館」にまつわるいくつかの偶然と必然
・序章 “ハコモノ"に命を吹き込む方法論
対論 樋渡啓祐(武雄市長)× 山崎亮(コミュニティデザイナー)
・第1章「武雄市図書館」という名のひとつの冒険
・第2章「武雄市図書館」を創り続ける人々の肖像
・第3章 書物が宿す光によって故郷を照らす試み
・第4章 図書館のレーゾンデートルを探る道程
・終章 図書館と企画会社の交点