殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学 ポール・シーブライト, 山形浩生, 森本正史


殺人ザルはいかにして経済に目覚めたか?―― ヒトの進化からみた経済学
ポール・シーブライト, 山形浩生, 森本正史
「日常生活というのは、みんなが想像するよりずっと奇妙なもので、脆い基盤の上に成り立っている。
これが人類の進化史の教えるゾッとするメッセージだ。
私たちのうごめく、産業化された、ネットワーク化された存在というのは、何百万年にもおよぶ人間の発展による、段階的で不可避の結果などではない。
それはむしろ、たった1万年前に開始された、驚異的な実験のおかげなのだ」(序より)。
歴史学、生物学、社会学、心理学など、広範囲の学問分野を渉猟し、ジャレド・
ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』に匹敵するとも評される、人類経済の自然史。