文庫 人間の性はなぜ奇妙に進化したのか (草思社文庫) ジャレド・ダイアモンド
6時間ほどで読破できました。
様々な動物を取り上げ、それぞれに異なる性行動を分かりやすく解説した本です。
性行動そのものを理解すると言うよりも「このような事例を、このような考え方で見ると、このように理解できるのか」という視点が参考になった。
難しい話はなく、前提としている知識も最小限で非常に興味深く読めました。
人間は隠れてセックスを楽しみ、排卵は隠蔽され、一夫一婦制である―ヒトの性は動物と比べてじつは奇妙である。
性のあり方はその社会のあり方を決定づけている。
ハーレムをつくるゴリラや夫婦で子育てをする水鳥、乳汁を分泌するオスのヤギやコウモリなど動物の性の“常識”と対比させながら、人間の奇妙なセクシャリティの進化を解き明かす。