チェルノブイリ原発事故 ベラルーシ政府報告書 [最新版]


チェルノブイリ事故最大の被災国が総括した四半世紀の公式記録を初邦訳。ベラルーシから見て、2011年3月の福島第一原発事故発生後、日本が抱える課題とは何か? Part1では、在日ベラルーシ共和国特命全権大使セルゲイ・ラフマノフ氏と、住民の健康問題に関する実務レベルの責任者である国立放射線医学・人間生態研究センター所長、同付属病院院長アレクサンドル・ロシュコ氏が日本の現状、ベラルーシのいまを紹介する。ベラルーシは国家計画に基づき、科学的かつ体系的に事故被害対応を行ってきた。被災地域の復興に向けた独自の取り組みは国際的にも評価され、現在は持続的発展に取り組む段階にある。Part2は、四半世紀を総括する公式記録(2011年1月刊)。第1章では、事故がもたらした被害を概観する。第2章は、被害克服に向けたアプローチの紹介。第3章では、主要な成果を総括する。そして第4章では、10年先を見据えた再生の展望を描く。原発事故後を生き抜くために 必読の一冊! (各章冒頭に要約付き)