美術館、稼げば自前で使えます 文科省、徴収制見直し
国立の美術館や博物館などが入場料、グッズ販売などで得た収益金について、文部科学省は現行制度を見直し、各施設が独自に使えるようにする。現在は国が収益のほとんどを徴収しているが、「職員の頑張りが報われず、民間的な経営理念が育たない」と判断した。
美術館、博物館、劇場、能楽堂など国立の文化施設は計18あり、展覧会や観劇のチケット料、グッズ販売などの年間の収益は約5億円(2010年度)。施設を運営する三つの独立行政法人(独法)が、災害時などに備える貯金を除いた全額を国庫に納入している。
朝日新聞デジタル:美術館、稼げば自前で使えます 文科省、徴収制見直し - 社会