鬼才キム・ギドク監督に世界中から問い合わせ殺到!新作は暴行した女性に子どもを生んでくれと迫る男の歪んだ愛の物語


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そんな世間の喧騒から逃れて極秘の内に製作された『アーメン/ AMEN(原題)』は、ギドク監督が脚本・撮影・録音・編集・音響、そして出演も果たした72分の自主映画。画家の恋人を尋ねて欧州にやって来た韓国人女性(キム・イェナ)が、パリ→ベニス→アヴィニヨン→パリと旅するロードムービーだ。ギドク監督によると、今年のカンヌに向かうフライトの中で、20年前に欧州を寝台列車で旅した記憶がよみがえり、物語のあらすじを作成。そしてカンヌ終了後、制作プロダクションが選んだ本作が映画2作目という新人女優を呼び寄せて、そのまま欧州に残って約2週間で撮影を行ったという。製作費は「寝台列車のチケット代ぐらい」で、ギドク監督は「本作には“誰もが映画を作ることができる“というメッセージが込められている」という。
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