映画『127時間』


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 映画『127時間』を観ました。
 以前、この映画が海外で上映された当初、岩に挟まれた腕を切り落とすシーンが残酷で思わず退席する人が出たという記事を読んでいました。
 けれど、ダニー・ボイル監督映画『28日後…』で走るゾンビ映画と比べればそれほどではありませんでした。
 ただ、事件、事故からのサバイバル映画として見ればこの映画はかなり残酷でグロテスクな映画に見えることは間違いありません。
 生きることを諦めない主人公のリアルな行動はやはり実際に起こったことをベースにしているからでしょう。
 また主人公役のジェームス・フランコさんの演技が物語を支えています。
 人間が極限状態で変化していく様を見事に演じています。
 映像のスピード感はやはりダニー・ボイル監督の独壇場です。
 冒頭からユタ州のブルー・ジョン・キャニオンを自転車で駆け抜けるまでのシーンは映画『トレイン・スポッティング』を思い起こさせます。
 生きることへの執着というよりも生きることが素直に素晴らしいと思える映画です。
 是非、映画館でご鑑賞ください。


127時間 (小学館文庫): アーロン・ラルストン, 中谷和男: 本

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映画『127時間』公式サイト

アーロンはこの事故がメディアに取り上げられたことで、どのような対処をすることになったのだろう。「事故から生還したときは、これからキャンプファイアーをするさいには、強烈な話が語れるぐらいにしか思っていなかったんだ! だから、まさか自分の知り合い以外の人たちがこれほど興味を持ってくるとは全く思わなかったんだよ!」と予想外の人々の反応に驚いたようだ。そして事故の後、病院のベッドで寝ていたときに、彼はゆっくりと今後どうするかを考えたそうだ。「その中で僕が最も熟考したのが、自分の価値についてだった。そして、最終的には(生きていることへの)恩恵を人に伝えたいという結論に達したんだ。それからはまず本を執筆して、公共の場でスピーチをして、そのスピーチを観ていたダニー??
?督が、映画という媒体で人々に僕の話を伝えてくれることになったんだよ」と語る彼の選択は、多くの人に希望を与えたに違いない。
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究極の選択『127時間』のモデル、実際の映像は家族にはつらい - シネマトゥデイ


YouTube - ‪映画『127時間』予告編‬‏

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