人体の不思議展、標本は「死体」 府警の照会に厚労省回答

 京都市で昨年12月から開催されている「人体の不思議展」の展示標本について、厚生労働省京都府警の照会に対し、標本が法律上の「死体」に当たると回答していたことが19日、同省への取材で分かった。

 病院など特定の場所以外で死体を保存する際は、自治体の許可を得ることが死体解剖保存法で義務付けられているが、京都市には許可申請は出されていない。京都府警は展示などが保存行為に当たるのかどうか慎重に調べている。

 同展の事務局によると、2002年から全国各地で開催しており、中国で献体された人体にシリコン樹脂を染み込ませるなど特殊処理した標本を展示。これまでに約600万人が来場している。
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