日本映画の記録を集中整備 政府の「日本ブランド戦略」

政府の知的財産戦略本部がまとめるコンテンツ(情報の中身)、食、デザインなどの「日本ブランド戦略」の全容が4日分かった。日本映画のアーカイブ(保存記録)を集中的に整備することが柱。

本部長の麻生太郎首相が出席する6日の会合で決定、追加経済対策への反映を目指す。官民で構成する「日本ブランド戦略推進委員会」(仮称)を、今夏にも設置する方針。

アニメをはじめ優れた日本映画を良い状態で保存することにより、将来にわたって鑑賞や研究などに活用できるようにするのが狙いだ。
日本映画は、現在年間約2000本がフィルムで東京国立近代美術館に寄贈され保管されているが、デジタル化が遅れているため、劣化してしまう恐れがあった。こうした現状を改善し、修復やデジタル化を推進する支援策を検討する。テレビの放送番組についても、教育現場での活用を目的とする公的な保存方法を計画している。
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日本映画の記録を集中整備 政府の「日本ブランド戦略」:京都新聞