米有名大学、財政難で美術館を閉鎖 所蔵品を売却へ
米マサチューセッツ州のブランダイス大学がこのほど、財政難をしのぐため、開設しているローズ美術館を閉鎖し、所蔵品約6000点を売却することになった。
1948年創立のブランダイス大学は、ユダヤ系の学校だが、無宗派学校として知られる有名校。1961年に開館したローズ美術館は、アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタイン、ジェームス・ローゼンクイスト、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、アレックス・カッツなど、20世紀を代表する米芸術家の作品を所蔵している。
美術館の閉鎖ならびに所蔵品の売却について、広報担当のデニス・ニーロン氏は、「非常につらく、悲しい決断だ」としながらも、大学が生き残るためには必要だったと述べている。
今後2年間をかけて、所蔵品を売却する。美術館の建物は、ギャラリーや展示室を備えた美術を教える場として、再活用する。
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