アヴァンギャルド・チャイナ ―〈中国当代美術〉二十年―2008年12月9日(火)−2009年3月22日(日)国立国際美術館

今回、本展を「アヴァンギャルド・チャイナ」と題したのは、欧米や日本ではすでに死語になった感のある「前衛(アヴァンギャルド)」が、中国においては実に積極的な意味を帯びてきたからです。文化大革命終了後、改革開放政策の流れの中で、中国の作家たちは、デュシャンラウシェンバーグ、さらには当時最先端だったジェフ・クーンズまで、20世紀の近現代美術を一気呵成に受容しながら、極めて短期間の内に独自の表現を切り開いてきました。中国の現代美術が過激な実験性と批評性をまといつつ、他の国に類例のない特殊な展開を示してきたのは、こうした背景によるものです。
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アヴァンギャルド・チャイナ ―〈中国当代美術〉二十年―

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