マンハッタンに氷の彫刻 金融「溶解」を象徴

Rakuten:マンハッタン / 大恐慌

ニューヨーク市内マンハッタンの金融街にあるフォーリー・スクエアに29日、「ECONOMY」(経済)の文字をかたどった氷の彫刻がお目見えした。

約680キロの氷で製作された彫刻は、高さ1.5メートル、幅4.6メートル。約24時間後に溶けるまで、テレビドラマ「ロー&オーダー」でおなじみの州地裁の建物を背景に置かれている。溶けていく氷と、金融破たんを意味する単語「メルトダウン」をかけて「メインストリート・メルトダウン」と名づけられており、夕方にはEとCの部分がなくなった。

作品を手がけたノラ・リゴラーノ氏とマーシャル・リーズ氏によると、29日は大恐慌の引き金となった株価暴落から79年目にあたるため、米国の金融危機を文字通り象徴する作品を公開したという。

両氏が手がけた氷の彫刻はこれで4作目。今年共和党大会と民主党大会が開かれた際には、民主主義を意味する「DEMOCRACY」の文字を彫り、溶けるまで放置した。
screenshot
CNN.co.jp:マンハッタンに氷の彫刻 金融「溶解」を象徴