ほぼ日刊イトイ新聞 - 吉本隆明のふたつの目。
糸井
「言葉の幹は沈黙である」ということが
吉本さんの「芸術言語論」の講演の
テーマとして、ひとつ、あると思うんですが
ほぼ日刊イトイ新聞 - 吉本隆明のふたつの目。
2008.07.19
父のほぼ日での講演。
ものすごくこちらも緊張したが、さすがキャリアが長いだけのことはあり、驚くほどの安定感。かえっていろいろ教えられた&すばらしい内容だった。なぜ人は芸術を求めるのか?ということがはじめてほんとうにわかった。三時間ぶっとおしでしゃべり続ける父に、この年齢になってまだ新しく言いたいことがあるということのすごさを感じた。私もそうありたいと思う。
なによりもすごいと思ったのは、このプロジェクト全体にかかった、ほぼ日のひとりひとりの人たちと糸井さんの情熱と手間とお金である。それはもう想像しただけでめまいがするくらいだ。どんなにたいへんなことだったか。
よしもとばなな公式サイト | 日記 | 2008年07月
吉本隆明の声と言葉。〜その講演を立ち聞きする74分〜
吉本隆明さんのたくさんの講演の中から、糸井重里が選び、音源を少しずつ切り出して構成した約74分のCDと、ブックレットがセットになっています。 吉本さんの話が漏れ聞こえる寺子屋の前でうろうろしている糸井重里が「ここ、聞いてごらん!」と、 障子に穴をあけて手招きしているようなイメージといえば、わかりやすいでしょうか。 吉本隆明さんの声を聞いてみたい、まずは知りたい、という方におすすめです。 CDに入っている講演には、吉本隆明さんが抱えてきた領域の広大さを示すように、文芸、思想、宗教、歴史、科学、社会といった分野が含まれています。 数秒のトラックもあれば、6分以上のトラックもあります。まとまった考えが伝わってくる部分や、唐突に問題を投げかけるだけのようなところ、吉本さんの気質を感じられるところ、実用として役に立ちそうな内容の見本など、吉本さんの名講演が少しずつミックスされています。「肉声ならではの『歌』に似た親しみも、ここにあります。 (糸井重里による、まえがきより)」 ブックレットでは、糸井重里が「どうしてその部分を選び出したのか」を講演内容とともに案内するほか、吉本さんとの未公開の対談も5本収載しています。吉本隆明さんの足跡がわかる年表もついていて、「入門編」としてもおすすめの一冊に仕上がっています。吉本隆明の声と言葉。〜その講演を立ち聞きする74分〜 (Hobonichi books)
- 作者: 吉本隆明,糸井重里
- 出版社/メーカー: 東京糸井重里事務所
- 発売日: 2008/07/18
- メディア: ハードカバー
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