「青少年インターネット規制法案」が成立すると、日本のネットは完全に死ぬ - GIGAZINE

なんでもかんでも犯罪につながるとして法律で規制するよりも先に、学校と家庭で教えるべきことを教えるのが先であり、そういう努力を放棄して、法律に頼ろうとすることが間違いなのです。法律で規制するのはあくまでも最低限の範囲にとどめていないと、どんどん拡大解釈され、最終的には自分で自分の首を絞めてしまい、どうしようもない状態になるのが目に見えています。

それでもなお教育より、今すぐネットを規制すべきだ、そう言うのであれば、ブルース・シュナイアー著「セキュリティはなぜやぶられたのか」に引用されている、ベンジャミン・フランクリンの以下の言葉を肝に銘じるべきでしょう。

「ほんの少しの安心と引き換えにいちばん大切な自由を手放す人は、自由も安全も享受する資格がない」

おそらく今年、2008年はインターネットを巡るさまざまな攻防、特に政治と法律に関しての攻防が極限まで激化するその最初の年になると思われます。携帯電話の規制、児童ポルノ関連、青少年ネット規制……さらにこの先、一体何が起きるのでしょうか……。
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