映画『アイ・アム・レジェンド』を観た

アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫NV)

 金曜日に公開初日と言う日本では珍しい日でした。
 金曜日ということで、映画館は非常に混雑していました。
 それも、TOHOシネマズが1000円のTOHOシネマズデイ(14日)だったのでさらに拍車がかかったようです。
 (以下ネタバレあり)

 映画は、非常に良くできていました。
 ストーリー展開も、出来事の順番ではなく、いかに主人公が過酷な状況に置かれているかを観客が感じ取るように構成されています。
 また、細かい説明もかなり省かれていて、物語が進むのを追いかけるうちになんとなくわかって来るようになっています。
 残念なのは、やはりウイルスの感染者が、まるでゲーム版のバイオハザードシリーズに出てくるゾンビに良く似ていることでしょうか。
 露骨にCGな感じだったので、びっくりしました。
 それというのもニューヨークが廃墟と化しているシーンでは非常に臨場感やリアリティがあるのになぜ、感染者だけがこんなリアリティのない感じに仕上げているのか不思議に思いました。
 ひとつにはあまり残酷なシーンやリアルなデザインだと、年齢制限になることがあります。それを回避するためにわざとリアリティのないデザインにしたのかもしれません。
 現在も公開中の映画『バイオハザード3』はゾンビキャラクターのリアルさと残酷さは比べ物にならないほど良くできています。
 この映画は、どちらかといえば、映画『バイオハザード3』のようなモンスターホラーではなく、世界を救う男の物語を中心においているので、観客を限定したくないのだと思います。
 日本人の私が観ると、完全にSFな感じな世界ですが、アメリカ人にとっては、テロや戦争と言った現実が実際に進行している現在と大きくダブる部分も多いのではないかと思いました。
 バイオテロなども警戒されているアメリカでは、この映画で描かれているようなウイルス感染によるニューヨーク・マンハッタン島の隔離は実際に起こるかもしれない光景に見えるのかもしれません。
 これからも、ウイル・スミスさんには『世界を救う男』を演じ続けて欲しいと思います。

ジャパンプレミアと銘打ってはいるが、世界に先駆けて一番に上映されるとあって、「実は10年間温めてきた映画なんだ。今日は夢がかなった気分だよ!」と喜びを爆発させていた。
ウィル・スミス、「10年分の夢がかなった!」とジャパンプレミアに大熱狂! - シネマトゥデイ | 映画の情報を毎日更新

アイ・アム・レジェンド (ハヤカワ文庫NV)

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