映画「サイボーグでも大丈夫」

 昨日になりますが、観てきました。
 自分がサイボーグだと思い込んでいる女の子を中心に話が進みます。
 精神病院が舞台なのですが、今までに見たことのある映画のように、患者や主人公が、正気なのか正気でないのかを自問自答するシーンがこの映画にはありませんでした。
 どちらかといえば今の状態を肯定しているようにさえみえました。
 普通、精神病院が舞台の映画だと、「自分が正気だと思っているが、でも実は変だと言う差異」で面白がらせるストーリーや設定が多いと思います。
 でも、この映画ではそんな部分はなかったと思います。
 いまのありのままの状態をいかに受け入れていくか、と言う点に重点が置かれているような気がしました。
 でも、本当に相手を受け入れたり愛したりすることの難しさや大切さを実感した映画でした。
 この映画を観て、自分の両親ですが、「なぜ、お父さんは、お母さんをあれほどまでに肯定しているのか」と言う部分が理解できたような気がしました。
 根本は、父親の母親に対する『愛』なんだなあ、と。
 この映画を観て、そんな両親がうらやましいと思ってしまうのでした。

 パク・チャヌク/DVD@Amazon

映画「サイボーグでも大丈夫」公式サイト

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作:土屋ガロン、画:嶺岸信明によるコミックスを映画化。ごく平凡な男がある日誘拐され、気が付くと狭い監禁部屋にいた。その後15年間監禁されつづけ、ある日突然解放される。一体誰が何の目的で…。第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、チェ・ミンシク主演によるアクション・ムービー。
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復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』に続く、パク・チャヌク監督による「復讐3部作」の完結編。今回、復讐する主人公は、美しい女性だ。無実の罪で13年の刑期を終えたクムジャが、自分に罪を着せた男に対し、壮絶極まりない復讐計画を企てる。刑務所内での“親切”な行為によって、協力してくれる仲間を得た彼女は、ついに、その時を迎え…。離ればなれになっていた娘との関係など、クムジャの切ないドラマも同時進行していく。
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