映画「サイボーグでも大丈夫」
昨日になりますが、観てきました。
自分がサイボーグだと思い込んでいる女の子を中心に話が進みます。
精神病院が舞台なのですが、今までに見たことのある映画のように、患者や主人公が、正気なのか正気でないのかを自問自答するシーンがこの映画にはありませんでした。
どちらかといえば今の状態を肯定しているようにさえみえました。
普通、精神病院が舞台の映画だと、「自分が正気だと思っているが、でも実は変だと言う差異」で面白がらせるストーリーや設定が多いと思います。
でも、この映画ではそんな部分はなかったと思います。
いまのありのままの状態をいかに受け入れていくか、と言う点に重点が置かれているような気がしました。
でも、本当に相手を受け入れたり愛したりすることの難しさや大切さを実感した映画でした。
この映画を観て、自分の両親ですが、「なぜ、お父さんは、お母さんをあれほどまでに肯定しているのか」と言う部分が理解できたような気がしました。
根本は、父親の母親に対する『愛』なんだなあ、と。
この映画を観て、そんな両親がうらやましいと思ってしまうのでした。
作:土屋ガロン、画:嶺岸信明によるコミックスを映画化。ごく平凡な男がある日誘拐され、気が付くと狭い監禁部屋にいた。その後15年間監禁されつづけ、ある日突然解放される。一体誰が何の目的で…。第57回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した、チェ・ミンシク主演によるアクション・ムービー。
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